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インサイドセールスを効率化するポイント7選|必要なツールを解説

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インサイドセールスは、見込み顧客の育成から商談機会の創出まで、企業の売上を左右する重要な役割を担っています。しかし「電話やメール対応に時間がかかりすぎる」「顧客情報が散在して引き継ぎがうまくいかない」といった、非効率な業務に課題を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、インサイドセールスの課題や、効率的に改善するための7つのポイント、業務に必要なツールを解説します。自社課題に合うツール選定の判断基準が分かります。

この記事の目次

    インサイドセールスとは非対面の営業活動

    インサイドセールスとは、電話やメール、Web会議ツールなどを活用し、顧客と直接対面せずに行う営業活動です。従来の訪問営業(フィールドセールス)とは異なり、リモートで完結するため、移動時間を削減し、より多くの顧客へ効率的にアプローチできます。

    その役割は単なるアポイント獲得に留まりません。見込み顧客に対し継続的に有益な情報を提供して関係を深め(リードナーチャリング)、購買意欲が高まったタイミングでフィールドセールスへ引き継ぐこともできます。

    インサイドセールスの課題5選

    インサイドセールスを行う際に直面する課題は、主に次の5つです。どのような課題が生じやすいかを把握し、自社にも該当するものがないか確認しておきましょう。

    顧客対応の遅延:問い合わせメールの返信率低下

    個人のメールソフトでの対応では、チーム内の対応状況が分からず、担当者不在時の返信遅延は避けられません。この待ち時間が、顧客満足度を低下させ、見込み客を離脱させる最大の原因です。

    情報共有の非効率化:顧客履歴の属人化

    顧客との重要なやり取りが担当者個人のメールフォルダなどに保存されたままになっていることがあります。この情報の属人化は、案件を引き継ぐ際に必要な情報が共有されず、後任の担当者が顧客に同じ質問を繰り返し尋ねる事態を招き、顧客に不信感を与えるだけでなく、成約率の低下につながります。

    チーム連携のミス:他部門への案件引き継ぎ漏れ

    インサイドセールスとフィールドセールスの間で円滑な引き継ぎが行われない場合、チーム間の連携ミスや情報伝達の遅延を招きます。その結果、見込み顧客が離脱し、適切なタイミングでのアプローチができなくなります。

    業務量の増加:メール・電話対応の対応件数の増加

    インサイドセールスは、これまで訪問に費やしていた移動時間がなくなる分、必然的にメールや電話での顧客対応件数が増加します。そのためメンバーの業務負担が大きくなる可能性があります。顧客一人ひとりの対応に十分な時間をかけられなくなるため、顧客への対応品質の低下や、メンバーの疲弊を招きます。

    メンバーの生産性低下:対応状況のブラックボックス化

    メンバーの進捗状況が不透明なため、チームリーダーはメンバーの誰がどの顧客にアプローチしているか、正確に把握できません。これにより、業務上のボトルネックや非効率なプロセスを特定するのが難しくなり、適切な改善策を講じることができず、チーム全体の生産性低下を招きます。

    インサイドセールスを効率的に改善する7つのポイント

    インサイドセールスの課題を解決するための、具体的な施策を7つ紹介します。具体的なポイントを理解し、インサイドセールスを効率的に改善しましょう。

    チーム全体の目標(KPI)を明確に可視化する

    まず、チームの具体的な目標(KPI:Key Performance Indicator)を明確に設定し、全員が見える場所に掲げましょう。目標を可視化することで、メンバー全員が共通の目標を認識し、自身の業務がチームの成果にどう貢献しているかを認識できるようになります。

    「アポイント獲得数」や「メール返信率」といった具体的な数値目標が、メンバーの日々の行動基準となり、チームの一体感を醸成します。

    業務フローを標準化し、属人化を排除する

    優秀なメンバーのノウハウをマニュアルやテンプレートに落とし込み、チーム全体で共有します。これにより属人化を防ぎ、担当者のスキルに依存しない均一で質の高いサービスを提供できるようになり、顧客からの信頼を獲得できます。新人でも即戦力として活躍できるため、教育コストの削減にも繋がります。

    確度の高い見込み顧客に優先順位をつける

    限られた時間でより多くの商談を創出するには、リードスコアリングという手法を用いて、確度の高い顧客に優先してアプローチする必要があります。

    リードスコアリングとは、Webサイト訪問履歴やメールの開封状況、ウェビナーへの参加といった行動を点数化し、顧客の興味関心度を測る手法です。この手法を活用することで、すぐにでも商談につながりそうな「ホットリード」を効率的に特定できます。

    テンプレートを活用し、メール作成時間を短縮する

    問い合わせへの返信やアポイントの打診など、定型的なメール作成はテンプレート化しましょう。

    テンプレートを活用すると、定型的な挨拶や製品説明、よくある質問への回答などを効率的に作成できるようになります。これにより創出された時間は、顧客の課題を深くヒアリングしたり、パーソナライズされた提案を考えたりといった、より付加価値の高い活動に再投資できます。

    顧客との関係性を自動で「見える化」する

    顧客とのやり取りや行動履歴は、顧客関係管理(CRM:Customer Relationship Management)やメール共有システムといったツールで一元管理し、情報の属人化を防ぎます。担当者が不在でも、チームの誰もが過去の経緯を瞬時に把握できるため、スムーズな代理対応が可能になり、顧客を待たせることがありません。

    他部門との連携をスムーズにする情報共有基盤を構築する

    インサイドセールス、マーケティング、フィールドセールスといった他部門との連携をスムーズにするには、情報共有システムを構築することが不可欠です。

    各部門がリアルタイムで情報にアクセスできる環境を整えることで、部門間の連携ミスや案件の停滞を回避できます。これにより、見込み顧客の情報をスムーズに共有し、適切なタイミングで営業することが可能となります。

    業務効率化ツールを導入する

    これまでに挙げた6つの課題を解決し、インサイドセールスを成功させるためには、業務効率化ツールの導入が不可欠です。これらの課題を放置すると、せっかくの見込み顧客を失い、チームの疲弊を招くことになりかねません。

    ツールの導入により、誰がどの顧客に対応しているかが一目で分かり、業務の属人化を防ぎます。また、部門間のシームレスな情報連携が可能になることで、案件の停滞を防ぎ、成果を最大化できます。

    インサイドセールス業務に必須の4つのツール

    インサイドセールスを効率化するために不可欠なツールを4つ紹介します。それぞれのツールの役割を理解し、自社に合うものを選定する際の参考にしてください。

    顧客関係管理(CRM)

    顧客関係管理(CRM)は、顧客の基本情報から商談履歴、過去の取引情報などを一元管理するツールです。

    誰が、いつ、どのような対応をしたかを瞬時に把握できるため、情報の属人化を防げます。顧客との関係性を見える化することで、チーム全体で顧客理解を深め、よりパーソナライズされたアプローチが可能になります。

    営業支援(SFA)

    営業支援(SFA:Sales Force Automation)は、営業活動の進捗状況を可視化し、次に取るべき行動を管理するためのツールです。

    案件ごとの進捗やタスク、担当者別の活動量などをリアルタイムで把握できるため、チーム全体の目標(KPI)達成状況を客観的に分析することが可能です。これにより、業務上のボトルネックや非効率なプロセスを特定できるため、チーム全体の生産性を高めるための改善策を講じることが可能になります。

    マーケティングオートメーション(MA)

    マーケティングオートメーション(MA:Marketing Automation)は、見込み客の興味関心度を自動でスコアリングし、優先順位付けと自動的なアプローチを可能にするツールです。

    Webサイトの訪問履歴やメールの開封・クリック状況などを自動でトラッキングし、顧客の興味関心度を数値化するリードスコアリングを行います。これにより、購買意欲の高いホットリードを効率的に特定でき、インサイドセールスで優先的にアプローチすべき顧客を明確にすることが可能です。

    メール共有・管理システム

    メール共有・管理システムは、メール対応の管理や自動化などに特化したツールです。インサイドセールス特有の「顧客対応の遅延」「情報共有の非効率化」「業務量の増加」といった課題を、ダイレクトに解決できます。

    メール共有・管理システムで16年連続、売上シェアNo.1※の実績を持つのは「メールディーラー」です。インサイドセールスの課題を見える化し、成果を底上げできます。

    ※出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2025」メール処理市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)、同レポートには旧製品名(メールディーラー)で掲載

    非効率なメール対応を解決する「メール共有・管理システム」の効果

    インサイドセールスの業務において、非効率なメール対応は顧客満足度の低下や見込み客の離脱を招きかねない、致命的な問題です。このような課題を解決するためには、メール共有・管理システムの導入が不可欠です。

    複数人でメール対応が可能になり、返信スピードが向上

    メール共有システムを導入することで、複数人が同じメールアドレスを共有し、チーム全体でメール対応ができるようになります。これにより、担当者が不在の場合でも他のメンバーが対応できるため、返信遅延を防げます。結果として、顧客への対応スピードが向上し、顧客満足度の向上にもつながります。

    担当者ごとの対応状況を可視化し、対応漏れ・重複を防止

    メール共有システムでは、届いたメールが「未対応」「対応中」といったステータスごとに自動で整理されます。これにより、誰がどのメールを担当しているか、対応状況をチーム全体で把握することが可能です。対応状況のブラックボックス化が解決され、対応漏れや二重対応を防げます。

    顧客とのやり取りを時系列で共有し、スムーズな情報連携を実現

    メール共有システムを導入すると、顧客とのやり取りが時系列で一元管理されるため、過去の履歴を簡単に確認できます。これにより、担当者変更時の引き継ぎ作業が大幅に効率化されます。他のメンバーが顧客対応を代行する際にも、過去のやり取りを簡単に把握できるため、情報連携がスムーズです。

    インサイドセールスを効率化するツール選定の3つのポイント

    インサイドセールスを効率化するためのツールは、数多く存在します。その中から自社に合うものを見つけるには、次の3つのポイントを基準に選びましょう。

    自社の課題を解決できるか

    ツールを選ぶ際は、まず自社が抱えている課題を明確にすることが重要です。たとえば「メール対応の遅延が頻繁に起きている」という課題があるなら、複数人でのメール対応やステータス管理ができるツールが不可欠です。

    多機能なツールに惑わされずに、本当に解決したい課題に直結する機能が備わっているかを確認しましょう。自社に合ったツールを選ぶことで、導入後のミスマッチを防ぎ、業務効率を向上させることができます。

    他システムとの連携が可能か

    ツールの導入効果を最大化するには、既存のシステムとの連携性が不可欠です。すでにCRMやSFAといったツールを導入している場合、新しく導入するツールがこれらのシステムとシームレスに連携できるかを確認しましょう。連携がスムーズであれば、顧客情報を手動で入力する手間が省け、データの一元管理が進みます。その結果、より効率的な業務が可能となり、チーム全体の生産性向上にもつながります。

    導入後のサポート体制は充実しているか

    ツールを導入する際は、導入から運用まで専門的なサポートを受けられるのかを確認することが大切です。特に、複雑な設定が必要なツールの場合、導入支援やトレーニング、さらに運用中の技術サポートが充実しているかが、ツールの定着率を大きく左右します。

    万が一トラブルが発生した際にも、迅速なサポートが受けられる体制が整っているかを確認することで、安心してツールを活用し、業務を円滑に進められます。

    まとめ:インサイドセールスの効率化は顧客対応の「見える化」から始まる

    インサイドセールスを成功させるには、自社に合ったツールを導入して業務を見える化することが不可欠です。

    特に、インサイドセールスの主要業務一つであるメール対応を効率的に改善することは、チーム全体の生産性向上と顧客満足度の向上に直結します。一方で、非効率なメール対応を放置すれば、顧客の離脱やチームの疲弊といった、深刻な問題につながる可能性があります。

    これらの課題を解決する効果的なツールが、16年連続売上シェアNo.1※のメール共有・管理システム「メールディーラー」です。チームのメール対応状況を担当者ごとに可視化し、ラベル機能で優先順位をつけて対応業務を効率化することで、返信漏れや対応の遅れを防ぎます。過去の対応履歴をスムーズに参照することも可能です。さらに、最新のAI機能である「自動生成」(2025年10月リリース)により、過去のナレッジを参照して自動で返信文を作成することで、チーム全体の顧客対応の品質とスピードを向上させます。

    ※出典:ITR「ITR Market View:メール/Webマーケティング市場2025」メール処理市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)、同レポートには旧製品名(メールディーラー)で掲載

    インサイドセールスのメール対応に課題を感じている方は、ぜひ「メールディーラー」の詳細をご確認ください。

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    ※本サイトに掲載されている情報は、株式会社ラクス(以下「当社」といいます)または協力会社が独自に調査したものであり、当社はその内容の正確性や完全性を保証するものではありません。

    この記事を書いたライター

    メールディーラー通信編集部

    メールディーラー通信編集部

    問い合わせ管理に役立つ情報の執筆・案出しをしています。問い合わせ業務でのトラブルを少しでも減らせるような記事を作成できるよう日々編集を行っています。
    得意な整理術は「Gmailの検索演算子を駆使したラベル付け」です。

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