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業務マニュアル管理を効率化するツール8選と導入のポイントを解説

日付のアイコン2025/11/07
効率化ツール
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せっかく作った業務マニュアルが、誰にも読まれずに「宝の持ち腐れ」になっていませんか?「情報が古い」「場所が不明」といった問題は、業務の属人化を招き生産性を低下させる深刻な課題です。

本記事では、そんな形骸化したマニュアルを「使える資産」に変えるための、具体的な解決策を解説します。失敗の原因から成功に導く「作成・保管・共有・更新」の4ステップやツールの種類と選び方を解説し、おすすめのマニュアル管理ツールを比較します。本記事を読むことで、自社に合ったマニュアル管理の進め方が明確になるはずです。

この記事の目次

    社内で業務マニュアルが活用されない原因3選

    活用されない業務マニュアルは、業務効率の低下やミスの誘発といった、深刻な経営課題に直結します。その問題を解決するためには、まず原因を正しく知ることが不可欠です。

    ここでは、業務マニュアルがなぜ活用されないのか、その根本原因を3つのポイントに絞って解説します。

    原因1:内容が分かりにくく実務で使えない

    マニュアルが活用されない原因は、内容が分かりにくく実務で使えないことです。作り手本位で作成されることで、読み手が本当に知りたい「なぜそうするのか」や「どのような時にどう判断するのか」といった、一歩踏み込んだ情報が欠けているからです。

    例えば、ただ手順が羅列されているだけで「文章が長く専門用語だらけ」「図や画像がなくイメージが湧かない」といったマニュアルでは、読み手はすぐに意欲を失います。また、現場で頻発する「イレギュラー時の対応方法」が書かれていなければ「知っている人に聞く」という行動に戻ってしまいます。

    つまり、マニュアルのゴールは「完成」ではなく「読み手が迷わず行動できること」です。この視点が欠けていることが、使われない根本的な問題につながります。

    原因2:保管場所が不明確で誰も見つけられない

    マニュアルが点在して保管場所が分からなくなると、探すだけで無駄な時間が発生し、見えないコストにつながります。

    さらに、マニュアルを探す際の「知っている人に聞く」という行為が、聞かれた側の業務を中断させ、結果的に組織全体の生産性を低下させる二次的な問題にもつながります。

    原因3:情報が更新されず信頼性がない

    最後の原因は、情報が更新されず内容が信用できないことです。一度でも古いマニュアルによって手戻りやミスを経験すれば、従業員は「このマニュアルは役に立たない」と判断してしまいます。

    例えば、システムのUI変更や業務フローの改定があったにも関わらず、マニュアルが古い情報のまま放置されているケースがあります。そのマニュアルを信じて作業した結果トラブルが発生すれば、マニュアル全体の信頼は失墜します。これは個人の怠慢というより「更新責任者が不在」といった組織的な仕組みの不備が背景にある問題です。

    したがって、情報の鮮度を保つための「更新体制」が構築されていないことが、マニュアル全体の信頼性を損ない、活用されなくなる致命的な原因となります。

    マニュアル管理を成功に導く4つのステップ

    次に、マニュアル管理を成功させるための具体的な4つの行動計画を提示します。

    マニュアルのライフサイクルである「作成→保管→共有→更新」のフレームワークを用いることで、改善効果がより一層高まります。

    STEP1:【作成】誰が読んでも理解できるマニュアルを作る

    最初に、業務の背景や目的から丁寧に説明しましょう。なぜこの作業が必要なのか、全体像の中でどのような役割を担うのかを読み手が理解することで、その後の手順への理解度が格段に深まります。

    分かりやすいマニュアルを作成するためには、以下のような具体的なテクニックが有効です。

    基本的なライティング

    • 専門用語や社内用語は避け、誰が読んでも分かる言葉を選ぶ。
    • 一文を短く、簡潔に書くことを心がける。

    視覚的な分かりやすさ

    • スクリーンショットや図を積極的に活用する。
    • 操作を示す箇所には矢印や囲みをつけ、直感的に理解できるよう工夫する。

    これにより、誰が読んでも理解できるマニュアル作成が可能になります。

    STEP2:【保管】必要な情報へ誰もがアクセスできる状態にする

    次に、マニュアルを信頼できる唯一の情報源(SSOT:Single Source of Truth)として特定の場所に集約して保管します。情報が分散していると、どれが最新版か分からなくなり、混乱の原因となります。

    誰でも迷わず必要な情報にたどり着けるよう、以下のルールを設計しましょう。

    ファイル命名規則の統一

    • 「【部署名】業務名(〇〇について)\_作成日」のように、一定のルールで名前を付ける。

    直感的なフォルダ構成

    • 部署別、業務内容別など、誰が見ても構造を理解できる階層でフォルダを整理する。

    これにより、検索性が大幅に向上し、情報を探す時間を削減できます。

    STEP3:【共有】全社で活用される仕組みを整える

    どれだけ質の高いマニュアルを整備しても、社員にその存在を知られなければ意味がありません。作成・更新した際には、必ず周知を徹底しましょう。

    積極的なアナウンス

    • ビジネスチャットの全体チャンネルで通知する。
    • 社内ポータルのトップページなど、目立つ場所に掲載する。

    特に重要なのは「不明点があれば、まずマニュアルを確認する」という文化を社内に定着させることです。もし、質問を受けた際に「マニュアルの〇〇に書いてありますので、まずはそちらをご確認ください」と案内するなど、地道な働きかけを継続していきましょう。

    STEP4:【更新】情報の鮮度を保ち続ける体制を構築する

    マニュアルは「一度作ったら終わり」ではありません。業務の変化に合わせて情報を常に最新の状態に保つ仕組みが不可欠です。

    更新責任者とレビュー時期の明記

    • 各マニュアルに「オーナー(更新責任者)」と「次回レビュー時期」を必ず記載するルールを設けることで、更新漏れを防ぎます。

    フィードバックの仕組み化

    • 実際にマニュアルを利用する現場の従業員こそが、価値のあるフィードバックを提供してくれます。内容の誤りや改善点を気軽に報告できる専用チャットや報告フォームを設置し、現場の声を積極的に取り入れる体制を整えましょう。

    適切なマニュアル管理がもたらす3つのメリット

    適切なマニュアル管理がもたらす具体的な3つのメリットをご紹介します。

    「属人化の解消」や「教育コストの削減」といった言葉だけでは、なかなかイメージが湧きにくいかもしれません。ここでは、具体的な業務シーンを交えながら改善効果を解説します。

    メリット1:業務の属人化を防ぎ、品質を標準化する

    適切なマニュアル管理は、業務の属人化を防ぎ、組織全体のサービス品質を標準化します。特定の個人が持つ知識やノウハウが、マニュアルという形で明文化されることで、組織全体の共有資産となるからです。

    例えば「この業務はベテランの〇〇さんしか分からない」という状況があったとします。その方の手順や判断基準をマニュアルに落とし込むことで、他のメンバーでも同じ品質で作業を進められるようになり、担当者による品質のバラつきがなくなります。

    このように、属人化からの脱却は、誰か一人がいなくても事業が安定して継続できる強固な基盤を築く上で不可欠です。

    メリット2:新入社員や担当者の教育コストを削減する

    マニュアルを整備することで、新入社員や担当者の教育にかかるコストと時間を大幅に削減できます。その理由は、指導役が都度口頭で説明していた内容がマニュアルに集約されることで、教わる側が自ら学べる環境が整うからです。

    これまで指導役の社員が「またこの質問か…」と感じながら繰り返していた説明を、マニュアルが肩代わりしてくれます。新入社員も不明点を自分のペースで確認・解決できるため、主体的に学ぶ力が育ち、結果として教育担当者の負担軽減と教育期間そのものの短縮につながります。

    メリット3:問い合わせ対応の手間を省き、生産性を向上させる

    マニュアル管理を徹底することで、社内の不要な質疑応答をなくし、組織全体の生産性を向上させることができます。これまで社員同士の口頭確認に費やしていた時間が削減されることで、各自が本来集中すべきコア業務に多くのリソースを割けるようになるためです。

    特に顧客対応業務では効果が顕著です。例えば、よくある質問への回答(FAQ)や返信テンプレートを「メールディーラー」のようなシステムで一元管理しておけば「これ、どう答えるんだっけ?」という確認の手間がなくなります。

    さらに、AIが過去のやり取りやFAQから回答文を作成する「自動生成」機能により、担当者の返信業務を大幅に削減することも可能です。(2025年10月リリース予定)

    これらにより、担当者は迷わず迅速かつ質の高い返信ができ、顧客満足度と業務効率が同時に向上します。

    マニュアル管理ツールの種類と特徴

    マニュアル管理を効率化したいと考えたとき、すぐにツールを探し始めるのは得策ではありません。まずは、どのような種類のツールが存在するのか、その全体像を把握しましょう。

    自社の目的や課題に合ったツールの「タイプ」をあらかじめ理解しておくことが、適切なツール選定への第一歩です。

    社内wikiツール

    複数人で情報を手軽に書き込み、編集、共有できるツールです。情報の「蓄積と共有」に主眼が置かれています。特徴は、高い検索性やページ同士を簡単に関連付けられるリンク機能です。

    社内規定や議事録、日報など、テキストベースの情報を組織全体で広く蓄積・活用したい場合に適しています。

    マニュアル作成ツール

    名前の通り、見栄えが良く分かりやすいマニュアルを、誰でも簡単に作ることができます。豊富なテンプレートや、画像・動画の挿入・編集機能が充実しています。

    システムの操作手順書など、スクリーンショットを多用するような視覚的な分かりやすさが求められるマニュアルの作成に有効です。

    ナレッジベース

    社内に点在する専門知識やノウハウを集約し、誰もが検索して活用できる「データベース」を構築することに重点を置いたツールです。FAQ(よくある質問)の管理機能や、AIを活用した高度な検索機能などを備えています。

    社内ヘルプデスクの回答集約や、カスタマーサポート部門の知識共有基盤として活用するのに向いています。

    オンラインストレージ

    WordやPDFなどで作成したマニュアルファイルを、クラウド上で「保管・共有」するためのサービスであり、すでに多くの企業に導入されています。

    手軽に始められ、様々な形式のファイルを扱える汎用性の高さがメリットです。一方で、専用ツールと比較すると、更新履歴を追うバージョン管理や、ファイルの中身まで含めた横断的な検索性においては劣る場合があるため、注意が必要です。

    失敗しないマニュアル管理ツールの選び方

    ここでは失敗しないマニュアル管理ツールの選び方を解説します。

    高価な多機能ツールを導入したものの、結局一部の人しか使わずに宝の持ち腐れに…そんな失敗を避けるために、大切な視点があります。それは「自社の課題を、本当に解決してくれるか?」という点です。

    また、無料トライアルは単なる「お試し期間」ではありません。導入後の成功を左右する重要な「評価期間」ととらえ、様々な立場の従業員へのヒアリングなどを通して、本当に現場で使えるツールか見極めましょう。

    自社の課題と導入目的を明確にする

    ツール選定で重要なのは、導入前に「自社の課題と目的」を明確にすることです。なぜなら、目的が曖昧なままでは、多機能さに惑わされたり、本来解決すべきでない問題にリソースを割いてしまったりと、選定の軸がブレてしまうからです。

    まずは関係者で集まり「なぜツールが必要か」を言語化するワークショップを開きましょう。例えば「情報検索に時間がかかりすぎている」「バージョン管理ができていない」といった具体的な課題を付箋に書き出します。そして、それらの課題を解決するために「絶対に譲れない機能」「あるとうれしい機能」に優先順位をつけます。 

    このように、課題と目的を最初に定義することで、無数にある選択肢の中から自社にとって本当に価値のあるツールを選ぶことができます。

    ITリテラシーを問わない操作性の高さで選ぶ

    マニュアル管理ツールは、ITリテラシーを問わず「誰でも直感的に使える操作性」を基準に選びましょう。機能が優れていても、一部の詳しい社員しか使えないツールでは、組織全体に活用が浸透せず、形骸化してしまい導入費用が無駄になるリスクがあるからです。

    そこで、無料トライアル期間中に、ITが苦手な方も含めた従業員にマニュアルを見ずに操作を試してもらいましょう。誰でも直感的に使えるかどうかは、導入後のツール定着を成功させるための重要な鍵となります。

    スマートフォンやタブレットでの利用可否を確認する

    マニュアル管理ツール選定の際には、スマートフォンやタブレットなど「マルチデバイスに対応しているか」を必ず確認してください。なぜなら、従業員の働く場所はオフィス内に限られておらず、必要な時に必要な場所で情報にアクセスできる環境が、マニュアルの利用頻度を大きく左右するからです。

    例えば、外出中の営業担当がお客様からの質問にその場で適切な回答ができるなど、業務効率が向上します。

    現代においてマルチデバイス対応は、もはや特別な機能ではなく、ツール選びにおける必須条件と言えるでしょう。

    【徹底比較】おすすめのマニュアル管理ツール8選

    ここでは、市場で評価の高い代表的なマニュアル管理ツールを8つ厳選しました。それぞれのツールの「個性」や「どのような企業にフィットするのか」という視点で解説するので、自社の課題と照らし合わせながらご覧ください。

    NotePM

    NotePM公式Webサイト

    出所:NotePM公式Webサイト

    カテゴリ 社内wikiツール
    特徴 WordやExcel、PDFといった添付ファイルの中身まで検索できる、強力な全文検索機能が最大の強みです。 社内に散らばるあらゆる情報を一元管理し「探せない」ストレスを解消します。
    料金・トライアル プラン8(8名)で月額4,800円〜。30日間の無料トライアルあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ 情報資産の一元管理を目指す、従業員数10名以上の中小〜大企業におすすめです。

    Teachme Biz

    Teachme Biz公式Webサイト

    出所:Teachme Biz公式Webサイト

    カテゴリ マニュアル作成ツール
    特徴 スマートフォンで撮影した写真や動画を使って、誰でも驚くほど簡単に見やすい「ビジュアル手順書」を作成できます。 作業手順の標準化に絶大な効果を発揮します。
    料金・トライアル スタータープラン(60アカウント)で月額59,800円(税抜)〜。無料トライアルあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ 飲食や小売、製造業など、文章だけでは伝わりにくい現場作業の品質を標準化したい企業におすすめです。

    ナレカン

    ナレカン公式Webサイト

    出所:ナレカン公式Webサイト

    カテゴリ ナレッジベース
    特徴 シンプルな「記事」と「Q&A」機能に特化し、個人の頭の中にある暗黙知を組織の資産に変えることを追求します。 専任担当者による手厚い導入・定着支援も受けられます。
    料金・トライアル 料金は要問い合わせ。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ ツール導入だけでなく、本気でナレッジ活用文化を組織に根付かせたい企業におすすめです。

    Stock

    Stock公式Webサイト

    出所:Stock公式Webサイト

    カテゴリ 社内wikiツール
    特徴 「ITツールが苦手な人でも、説明不要で使える」がコンセプトです。 極めてシンプルな操作性を強みとし、誰一人取り残さない情報共有を実現します。
    料金・トライアル ビジネスプランで月額500円/ユーザー(税抜)〜(5ユーザー〜)。機能制限のあるフリープランあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ チーム全員がストレスなく使えることを最優先したい中小企業や部署単位での導入におすすめです。

    Notion

    Notion公式Webサイト

    出所:Notion公式Webサイト

    カテゴリ 社内wikiツール
    特徴 文書やデータベース、タスクなどをブロックのように組み合わせ、自社独自の管理画面を構築できる圧倒的な柔軟性が魅力です。
    料金・トライアル 有料プランは月額1,000円台/ユーザー〜。個人利用可能な無料プランあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ 自社の業務フローに合わせてツールを徹底的に作り込みたい、ITリテラシーの高い組織におすすめです。

    kintone

    kintone公式Webサイト

    出所:kintone公式Webサイト

    カテゴリ ナレッジベース
    特徴 プログラミング知識不要で、ドラッグ&ドロップ操作で自社の業務に合わせたアプリを作成可能です。 マニュアル管理だけでなく、社内の様々なアナログ業務をまとめてデジタル化できます。
    料金・トライアル ライトコースで月額1,000円/ユーザー(税抜)〜(10ユーザー〜)。30日間の無料トライアルあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ マニュアル管理を起点に、社内全体の業務効率化を進めたい企業におすすめです。

    COCOMITE

    COCOMITE公式Webサイト

    出所:COCOMITE公式Webサイト

    カテゴリ マニュアル作成ツール
    特徴 洗練されたテンプレートが豊富で、誰でも簡単に見栄えの良いマニュアルが作れるデザイン性の高さが光ります。 企業のブランドイメージを大切にしたい場合におすすめです。
    料金・トライアル エントリープランで月額29,600円(税抜)+初期費用〜。30日間の無料トライアルあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ 顧客向けの説明書など、社外向けドキュメントの品質も重視する企業におすすめです。

    Google ドライブ(Google Workspace)

    Google ドライブ公式Webサイト

    出所:Google ドライブ公式Webサイト

    カテゴリ オンラインストレージ
    特徴 Google Workspaceの主要な機能の一つで、追加コストなく始められる手軽さがメリットです。 操作に慣れた従業員が多く、導入ハードルが極めて低いのも魅力です。
    料金・トライアル Google Workspace Business Standardプランで月額1,600円/ユーザー(税抜)〜。14日間の無料トライアルあり。(2025年9月時点)
    こんな企業におすすめ まずは低コストでマニュアルの一元管理を始めたいスタートアップや小規模チームにおすすめです。

    まとめ:マニュアル管理を成功させ、業務の属人化を防ごう

    本記事では、マニュアルがなぜ形骸化してしまうのかという3つの原因を紐解き、それを乗り越えるための「作成・保管・共有・更新」という4つの成功ステップを具体的に解説しました。

    マニュアル管理とは、決して単なる文書整理作業ではありません。個人の頭の中にある貴重な「知識」を組織全体の「資産」として育て、変化の激しい時代を勝ち抜くための競争力を高める、戦略的な取り組みです。

    紹介したツールは、マニュアル管理を効率化する強力な武器となります。しかし、重要なのはその武器を組織全員で使いこなすための「運用ルール」と、マニュアルを積極的に活用する「文化」です。この両方が揃って初めて、マニュアルは真の力を発揮します。

    このマニュアル管理の重要性を、より身近な業務で考えてみましょう。例えば、多くの企業が日々行っている「顧客からの問い合わせメール対応」です。よくある質問への回答(FAQ)や返信テンプレートといったナレッジをチームで共有し、更新し続ける体制は、まさにマニュアル管理そのものと言えます。

    煩雑なメール業務のマニュアル管理には「メールディーラー」が有効

    メールディーラーのステータス管理機能

    出所:メールディーラー公式Webサイト

    「メールディーラーとは、株式会社ラクスが提供するinfo@やsupport@などの共有メールアドレス宛に届くメールを複数人で対応することに特化したメール共有・管理システムです。メールごとの対応状況や担当者が、ユーザー全員に共有されるため、対応漏れや重複対応を防止できます。

    また「メールディーラー」は、属人化を防止するための機能を多数搭載しており、その一つとして、社内向けのマニュアルとして活用できる「社内Q&A機能」もあります。属人化防止のための機能を詳しく紹介します。

    メールディーラーの属人化防止機能

    メールディーラーの属人化を防止の画像

    出所:メールディーラー公式Webサイト

    メールディーラーは、複数人での情報共有を効率化し、担当者しか把握していない情報があり業務が滞るといった問題を解消します。

    ポイント

    • 担当者・チャネルをまたいだ過去の対応履歴をワンクリックで確認できる
    • メールごとにコメントで対応方針を記録できる
    • テンプレートや社内Q&A(社内マニュアル)で担当者全員がノウハウを共有できる

    AI機能で高品質なメール対応をサポートし、教育コストを削減

    「メールディーラー」には問い合わせ対応のムダを排除するためのAIを活用した機能が充実しています。

    マニュアル管理においては、問い合わせにAIが回答案を提示する「自動生成」機能が有効です。AIが過去事例やFAQを活用して返信案を作るため、担当者の経験や知識に左右されず、対応品質が安定します。(2025年10月リリース予定)

    この機能により、文書作成の時間短縮になることで教育コストも大幅削減し、組織全体のサポートレベルを引き上げることができます。AI活用で業務効率化を実現する、メール共有・管理システム「メールディーラー」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

    複数名での「問い合わせ対応業務」がラクになる?

    ※本サイトに掲載されている情報は、株式会社ラクス(以下「当社」といいます)または協力会社が独自に調査したものであり、当社はその内容の正確性や完全性を保証するものではありません。

    この記事を書いたライター

    メールディーラー通信編集部

    メールディーラー通信編集部

    メールや問い合わせ対応を効率化する情報の執筆・案出しをしています。メール業務をより良いものにできるようお得な情報を発信できればと思い、編集を行っています。
    お気に入りの便利機能は「Wチェック時の差分チェック機能」です。

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