ECサイトで運用が増えているFacebook。
前回に続き、今回は「Facebook広告運用の具体的なポイント」に関してお伺いしていきます。
Facebook広告の運用は、①クリエイティブをつくり、②対象を決めて配信する、この繰り返しです。それぞれ効果検証を行い、少しずつ最適化していきます。
1.クリエイティブは画像とテキストの組み合わせで最適化
まず「クリエイティブ」ですが、Facebook広告は、「画像」と「テキスト」に分けて構成されています。それぞれのパターンをいくつか作成しその組み合わせで最適なものを見つけていくことが運用の基本となります。
例えば、「潤い効果の高い保湿美容液」の広告を作成する場合、画像とテキストでそれぞれパターンを作成し、それらを組み合わせます。
(1)通常の綺麗な写真
(2)自撮り風写真(自分のスマートフォンで撮影したような写真)
(3)イラスト
(1)「たっぷり潤う!」などの通常の軸
(2)「肌の乾燥が…」というような悩み軸
(3)「今だけ限定価格!」のようなキャンペーン軸
上記の場合、9種類の広告ができあがります。これらを出稿し、最適な組み合わせを見つけるための分析や、最適なものの更なるブラッシュアップなどを行っていきます。
2.広告の成果をあげるためには「ターゲティング」が重要
次に配信ターゲットの設定です。Facebook広告のターゲティング方法には、大きく分けて2つの種類があります。
Facebookの登録情報を利用したターゲティング
カスタムオーディエンスを用いたターゲティング
Facebookの登録情報を利用したターゲティング
こちらは、Facebookにユーザーが登録した情報を利用するターゲティング方法です。
Facebookに登録している情報は、原則すべてターゲティングに活用できますが、あまりターゲティングを細かくしすぎると母数が増えません。そのため、年齢や性別などの大まかな情報を利用するのがメインです。
カスタムオーディエンスを用いたターゲティング
こちらは、Facebookの登録情報ではなく、それ以外の情報を使ってターゲティングする方法です。例えば、「一度自社のECサイトへ訪れたユーザー」へのターゲティングも可能ですし、自社の既存顧客のメールアドレスを元にFacebook上でターゲティングすることも可能です。
上記のような様々なターゲティング方法を元に、より最適なユーザーへの広告配信を行っていきます。
画面や仕様変更の多いFacebookを上手に使いこなすコツ
私たちは職業柄、Facebookに関するメディア情報を頻繁にチェックしています。
仰る通り、Facebook広告の新機能のリリースはかなり頻繁です。ただ、実験的な機能も多く、Facebookの運用によってはすぐに採用しない方がよいもの、Facebookの本社があるアメリカだけでリリースされる機能もあります。そのため、情報の取捨選択をする必要はあります。
当社はFacebookの正式な代理店なのでFacebook Japanに専任担当がおり、そういった情報の詳細もいち早くキャッチし、クライアント様の施策に役立てています。Facebookの担当と連携して取り組むケースも多いです。
リスティング広告に比べて、日本国内のFacebookの正式な代理店は、まだそれほど多くはありません。もし、Facebook広告の運用に関する詳細な情報を知りたい場合、お取引をされている代理店さんにお問い合わせをされると良いと思います。
ココラブル様では、現在、本日お話しいただいたようなFacebook広告運用のディレクション業務の担当を募集しているそうです。(詳細はこちら)
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