
近年、カスタマーサポート業務の効率化を目的にサポートツールを導入する会社が増えいるのはご存じでしょうか?
今やカスタマーサポートツールは、対応品質・お客様満足度の向上や業務効率化のために欠かせないものとなっています。
この記事ではカスタマーサポートツールの導入を検討している方に向けて、
「問い合わせ管理タイプ」
「顧客情報管理タイプ」
「回答支援タイプ」
の3つのタイプに分けて、計16社のカスタマーサポートツールをご紹介していきます。
カスタマーサポートツールとは

カスタマーサポートツールとは、コールセンターや問い合わせフォーム対応など、顧客サポート業務の効率化・品質向上のために導入されるツールの総称です。
近年、どこの市場でも競合が増加したことで飽和状態が進み、商品・サービスの機能や特徴で差別化が難しくなってきています。
そのため、カスタマーサポートの品質で差別化を試みる企業会社が増えたことから、カスタマーサポートツールが注目され始めました。
カスタマーサポートツールを活用することで、Excelや紙で管理していた顧客情報や問い合わせ履歴などの一元管理が可能になり、対応クオリティ・対応速度が向上し、「顧客対応」という面で競合との差別化に繋がります。
カスタマーサポートツールでも特徴は様々なので、
- 問い合わせ管理タイプ
- 顧客情報管理(CRM)タイプ
- 回答支援タイプ
の3つのタイプに分けて見ていきましょう。
問い合わせ管理タイプ
問い合わせ窓口が複数に分かれていたり、チャネルが多様化したりすると、管理が煩雑になり、対応漏れや対応遅れといった問題が多発するケースは少なくありません。
こういった場合は、「問い合わせ管理タイプ」のカスタマーサポートツールを活用しましょう。
「問い合わせ管理タイプ」は、メール、電話、チャット、SNSなど、様々なチャネルから寄せられる問い合わせを一つのツール内に集約し、一元管理することが可能になります。
様々なチャネルから取得した顧客データを集約することで、これにより、お客様を待たせることなく、スムーズに問い合わせ対応を行うことが可能になります。
特に、複数の問い合わせ窓口を持つ企業や、多くの代表アドレスを使用している企業にとってメリットの大きいカスタマーサポートツールです。
顧客情報管理(CRM)タイプ
「顧客情報管理(CRM)タイプ」は、お客様の個人情報や契約内容、行動履歴、問い合わせ履歴などの情報をまとめて管理することのできる、カスタマーサポートツールです。
「問い合わせ管理タイプ」のカスタマーサポートツールや、販売・予約管理システムなどと合わせて活用し、分析業務や業務の効率化に活用されることが多いです。
これまで顧客情報の管理をExcelやスプレッドシートなどで行ってきた企業が、事業規模も多きくなり運用に限界を感じている場合や、今より社内での情報共有を円滑にしたいと考えている場合には導入するべきツールと言えるでしょう。
回答支援(FAQ、チャットボットなど)タイプ
「回答支援(FAQ、チャットボットなど)タイプ」は、よくある問い合わせに対しての受け答えをシステムに読み込ませておくことで、お客様が疑問に感じることがあった際、即座に正しく回答できるようになるカスタマーサポートツールです。
自身で検索して自己解決を促す「FAQツール」と、公式サイトなどに設置してチャットに問いかける形で回答に導く「チャットボット」が代表的です。
これらを活用することで、お客様が問い合わせをせずに悩みを解決することができるため、カスタマーサポート業務の工数削減に繋がります。
カスタマーサポートツールで解決できる問題
それでは、どのような状況であれば、実際にカスタマーサポートツールを活用するべきと言えるのかを見てきましょう。
- お客様対応が属人化してしまっている
- お客様対応に時間がかかってしまっている
このような課題を抱えている場合、カスタマーサポートツールを導入することで解決できる可能性が高いです。
お客様対応が属人化してしまっている
カスタマーサポートでは、対応が属人化しやすい傾向にあります。
カスタマーサポート業務は、担当とお客様間での1on1のやりとりになるケースがほとんどで、担当者の問い合わせ対応の経験量や、コミュニケーションスキルなどに依存します。
そのため、担当者間での対応品質にバラつきが生まれやすく、顧客対応に対する不満による問い合わせが起こるケースも少なくありません。また、特定の担当者しか対応できない業務が生まれてしまい、業務の偏りが発生してしまう要因となります。
結果、顧客満足度の低下・業務効率の悪化に繋がるため、業務の属人化の予防・解消を目的として「問い合わせ管理タイプ」のカスタマーサポートツールを導入する企業は実際に多いです。
お客様対応に時間がかかってしまっている
特殊なサービスや、複数のサービスを展開している企業では、回答がカスタマーサポート内だけで完結せず、他部署への確認などが発生し、問い合わせの発生から回答まで時間がかかるケースが少なくありません。
基本的に問い合わせをするお客様は、「すぐ」回答がほしいため、回答までに時間がかかると、それだけ不満を感じさせることになりかねません。
そのため、回答内容を蓄積しチームで共有・活用することのできる「問い合わせ管理タイプ」のカスタマーサポートツールや、事前に質問への回答を揃えておくことで自動で問い合わせ対応が完了する「回答支援(FAQ、チャットボットなど)タイプ」のカスタマーサポートツールを導入する企業が増加しています。
カスタマーサポートツールの選び方

前述したように、カスタマーサポートツールは複数のタイプに分類され、どれを選べばいいかわからないという方も多いことでしょう。
「便利そう」・「使いやすそう」といった感覚で選択してしまうと、解決したい問題に活用できる機能がないといった状況に陥ってしまう可能性があります。
導入を検討する際は、きちんと下記の内容を考慮しつつ進めていきましょう。
また、ツールによっては無料トライアルを実施しているものもあるため、とりあえず無料トライアルで活用できるか検証してみるというのも一つの手でしょう。
1.機能が解決したい問題にマッチしているか
1つ目に、機能が解決したい問題にマッチしているかが最優先で考慮し、カスタマーサポートツールのタイプ(種類)を絞り込みましょう。
たとえば、カスタマーサポートでよく見られる課題として「問い合わせの対応漏れ・遅れが多い」などが挙げられますが、顧客情報管理の効率化を目的としている、「顧客情報管理(CRM)タイプ」のカスタマーサポートツールを導入したとしても、その機能で解決できる問題とは言えないでしょう。
この場合、「問い合わせ管理タイプ」や「回答支援(FAQ、チャットボットなど)タイプ」を導入し、管理体制を強固にし対応漏れを無くす・問い合わせの発生数を減らしエラーを予防する、といったような選択が必要になります。
また、解決したい課題が複数ある場合は、複数タイプのツールを組み合わせて解決するのも一つの手です。
2.対応チャネルを網羅しているか
設置している問い合わせ窓口のチャネルと連携できるかも確認しましょう。
ツールによっては、いずれかのチャネルに特化しているツールも多く、どのチャネルからの問い合わせの管理を強化したいかを定める必要があります。
チャネルは、メールや電話、チャット、SNSなどのメジャーなものをはじめ、FAXや大手ECモール(楽天市場・Yahoo!ショッピングなど)のメッセージ機能などにも対応しているツールもあり、選べる幅は非常に広いです。
3.直観的に操作できるか
機能面に気を取られて疎かにしがちですが、カスタマーサポートツールを選ぶ際は、簡単に操作できるかも確認する必要があります。
導入後は、自身だけではなくカスタマーサポート全体が利用することになるため、複雑な操作が必要なツールだと、メンバーがツールに馴染めず、逆に問い合わせ対応のスピードを悪化させることに繋がりかねません。
そのため、直感的に操作ができるかどうかは非常に重要なポイントです。
4.既存ツールと連携できるか
もし既に何かしらのカスタマーサポートツールを利用している場合、現在利用中の他ツールと連携できるかを確認しましょう。
例えば、「問い合わせ管理タイプ」と「顧客情報管理(CRM)タイプ」は連携し活用することができれば、問い合わせ対応のスピード・クオリティの上昇にぐんと近づくことが可能になります。
その他にも、カレンダーやチャットツールなどと連携できるものも多いだめ、カスタマーサポートで少しでも使うツールがあるのであれば、広くピックアップして連携できるかどうかをチェックしてみましょう。
5.カスタマイズ性が高いか
カスタマイズ性が高いかどうかも、カスタマーサポートツールを選ぶ際にチェックしておきたい項目です。
将来的に事業の拡大を予定している場合は、いずれは問い合わせを受けるチャネルを拡張していく必要も生じます。
そのため、自社の状況に応じてカスタマイズできる余地のあるツールかどうかは、ツールを選ぶ際に一つポイントになってくるでしょう。
6.イニシャルコスト・ランニングコストは妥当か
4つ目に、導入時のイニシャルコスト(初期費用)と導入後のランニングコスト(維持費用)が妥当な金額であるかを確認しておきましょう。
カスタマーサポートツールを導入・運用する方法としては「オンプレミス型」と「クラウド型」の主に2種類に分けられます。
-
オンプレミス型
ソフトウェアを購入し自社で運用を行うため、導入時のイニシャルコストのみ発生(運用保守にコストが生じる場合あり) -
クラウド型
オンライン上で提供されているサービスをインターネットを介して利用。月々の利用料という形で、比較的少額なランニングコストで運用可能
オンプレミス型のツールの料金は、高額なものが多く、そもそも問い合わせ数や対応人数が少ない場合は、費用対効果は低く、あまり良い選択とは言えません。問い合わせ数が多く・対応人数が多い場合は、費用対効果が高まるので検討の視野に入れるべきでしょう。
一方で、クラウド型のツールは、利用する1ユーザーあたり〇〇円/月といった料金体系のものが多く、試験的にという意味でも導入のハードルは低いと言えます。問い合わせの数が少なく・対応人数が多いという場合を除いては、高い費用対効果が望めるためおすすめです。
問い合わせ管理タイプのおすすめツール6選
料金 | メール管理 | 問い合わせ管理 | チーム共有 | 自動化 | 分析 | チャット機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メールディーラー | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | × |
Zendesk | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ |
Freshdesk | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メールワイズ | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | × |
Re:lation | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
yaritori | △ | 〇 | 〇 | ◎ | △ | △ | ◎ |
メールディーラー

出所:メールディーラー公式Webサイト
導入実績 | 8,000社以上 |
---|---|
料金 |
【スタンダードプラン】 ・35,000円~/月 ※初期費用50,000円 【プロプラン】 ・150,000円~/月 ※初期費用150,000円 |
無料トライアル | 可能 |
「メールディーラー」は、株式会社ラクスが提供する問い合わせ管理ツールです。
メールや電話、チャット、LINE公式アカウント、大手ECモール(楽天市場・Yahoo!ショッピングなど)のメッセージ機能など、さまざまなチャネルに対応しています。ChatworkやSlackへも通知連携が可能です。
また、受信メールを対応状況ごとに自動で振り分ける「ステータス管理機能」や、メールの返信担当者を割り当てる「担当者振り分け機能」など、カスタマーサポートの対応漏れ・対応遅れトラブルを防止できる機能を搭載しています。
Zendesk

出所:Zendesk公式Webサイト
導入実績 | 110,000社以上 |
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料金 |
・Suite Team:$55/月 ・Suite Growth:$89/月 ・Suite Professional:$115/月 ・Suite Enterprise:$169/月 ※1人あたりの月額(年間サブスクリプション契約の場合) |
無料トライアル | 可能 |
株式会社Zendeskの提供する「Zendesk」は、アメリカ発のカスタマーサポートツールです。海外でも多く利用されているツールなので、WhatsAppやFacebook、LINEなどの世界的に利用されているSNSと連携することができます。さらに、管理画面を40以上の言語に切り替えできることも特徴のひとつです。
さらに、回答支援機能であるヘルプセンター(FAQ)とAI、ボット機能も搭載されています。
Freshdesk

出所:Freshdesk 公式Webサイト
導入実績 | 50,000社以上 |
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料金 |
・GROWTH:2,200円/月 ・PRO:7,200円/月 ・ENTERPRISE:11,500円/月 ※1人あたりの月額(年間契約の場合) |
無料トライアル | 可能 |
「Freshdesk」では、インド発のユニコーン企業であるFreshworks Inc.提供(販売代理店:OrangeOne株式会社)のヘルプデスク・問い合わせ管理ツールです。
メール、LINEやSlack、Teamsなどのチャネルを一元管理することが可能です。
導入・設定の容易さが特徴的で、デフォルト設定であればアカウント開設から最短1時間で運用を開始できます。画面遷移を少なくしたシンプルなユーザーインターフェースで、誰でも一目で操作ができるようになります。
メールワイズ

出所:メールワイズ公式Webサイト
導入実績 | 13,000社以上 |
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料金 |
【スタンダードプラン】 ・月額費用:500円(1ユーザー) 【プレミアムコース】 ・月額費用:1,500円(1ユーザー) 【クラウド版】 ・月額費用:500円(1ユーザー) ※初期費用はどのコースも無料 |
無料トライアル | 可能 |
サイボウズ株式会社が提供する「メールワイズ」も、問い合わせの一元管理ができるカスタマーサポートツールです。受信メールや対応履歴を複数人で共有管理できます。
1ユーザー月額500円で、2ユーザーから利用できます。カスタマーサポートを始めたばかりの会社や問い合わせ件数の少ない会社でも、手軽に利用することが可能です。
同社の「kintone」や「サイボウズOffice」、「Garoon」と連携できる点も、大きなメリットだといえるでしょう。kintoneで作成した顧客管理システムとメールワイズを連携すれば、お客様リストから簡単にメール送信できるようになります。
Re:lation

出所:Re:lation公式Webサイト
導入実績 | 5,000社以上 |
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料金 |
【ライトプラン】 ・初期費用:15,000円 ・月額費用:12,800円 【スタンダードプラン】 ・初期費用:50,000円 ・月額費用:29,800円 【プレミアムプラン】 ・初期費用:50,000円 ・月額費用:76,800円 |
無料トライアル | 可能 |
株式会社インゲージが提供する「Re:lation」は、外部システムとの連携数が多いことが強みの問い合わせ管理ツールです。
メール、電話、LINE、チャット、X(旧Twitter)、問い合わせフォーム、R-Messe、Yahoo!ショッピングなど、連携可能なチャネルは多岐に渡ります。複数チャネルから届いた問い合わせは「チケット」としてひとまとまりで一元管理できます。ラベルを付与したり対応漏れチケットにはアラームを鳴らすなど、より問い合わせ対応を効率化する機能も多数搭載されています。
また、問い合わせ対応にかかった時間や対応案件数などの分析・レポートが見える化できるため、カスタマーサポートにおいて数値目標を立てる際に役立ちます。
yaritori

出所:yaritori公式Webサイト
導入実績 | 150社以上 |
---|---|
料金 | 【ライトプラン】 ・月額費用:1,980円(1ユーザー) 【スタンダードプラン】 ・月額費用:3,980円(1ユーザー) 【ビジネスプラン】 ・月額費用:6,980円(1ユーザー) 【エンタープライズプラン】 ・月額費用:9,980円(1ユーザー) ※初期費用は全プラン一律で30,000円 |
無料トライアル | 可能 |
Onebox株式会社が提供する「yaritori」は、複数の問い合わせを一元管理し、複数の問い合わせを一元管理し、お客様対応を効率化することができる問い合わせ管理ツールです。
画面デザインや操作性がシンプルで使いやすい点が特徴です。メールを返信する際、画面遷移はせず同じ画面内で返信対応が可能なため、一連の作業をスムーズに行えます。月額1,980円からと低コストで利用できる点も含め、導入しやすいツールと言えます。
機能面においても、対応状況ごとに自動でフォルダ分けされる機能や、メールごとにチャットをしながら情報共有できる機能など、カスタマーサポート業務に役立つ機能が豊富です。
顧客情報管理(CRM)タイプのおすすめツール5選
料金 | 顧客管理 | 案件・売上管理 | 費用・請求管理 | 受注・発注管理 | 在庫管理 | 入金・支払い 管理 |
レポート・分析 | 自動化・AI | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽楽販売 | 要問合せ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | △ | ◎ | 〇 | 〇 |
FastHelp5 | ◎ | 〇 | × | × | × | × | 〇 | 〇 | |
Salesforce Service Cloud | ◎ | ◎ | 〇 | × | × | 〇 | ◎ | ◎ | |
HubSpot | ◎ | ◎ | 〇 | × | × | 〇 | ◎ | ◎ | |
BlueBean | 〇 | × | × | × | × | × | 〇 | 〇 |
※プランが詳細に分かれているため、料金は提供企業に要問合せ
楽楽販売

導入実績 | 4,400社以上 |
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料金 |
要問合せ ※70,000円~/月 ※初期費用150,000円 |
無料トライアル | 要問い合わせ |
楽楽販売は株式会社ラクスが提供する、クラウド型の販売管理システムです。顧客管理業務を飛躍的に標準化、効率化することが可能で、顧客管理業務以外にもビジネスにおける進捗管理、生産管理までを幅広くカバーできるため、多様な業種で利用できます。
楽楽販売を利用することで、お客様情報の一元管理によって情報共有を行い、営業活動や顧客管理を効率化します。お客様ごとに案件を管理できるため、二重対応を防ぎ、効率よく提案できるのも嬉しいポイントです。
受注実績に応じた顧客ランク管理や、ランク別のメール配信などの機能も搭載しています。
FastHelp5

出所:FastSeries公式Webサイト
導入実績 | 不明 |
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料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
テクマトリックス株式会社から提供されている「FastHelp5」は、顧客情報や応対履歴を一元管理することができるコンタクトセンター(コールセンター)向けのCRMツールです。
電話、メール、チャット、FAXなど複数チャネルでの応対履歴やお客様情報を一元管理できるため、問い合わせ対応の効率化だけでなく、VOCの蓄積やデータ分析による対応品質向上も見込めます。
また、CTIツールや通話録音装置などとの連携も可能です。
Salesforce Service Cloud

出所:Service Cloud公式Webサイト
導入実績 | 150,000社以上 |
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料金 |
【Essentialsプラン】 ・月額費用:3,000円 【Professionalプラン】 ・月額費用:9,000円 【Enterpriseプラン】 ・月額費用:18,000円 【Unlimitedプラン】 ・月額費用:36,000円 ※いずれも年間契約が必要 |
無料トライアル | 可能 |
セールスフォース社が提供する「Service Cloud」は、コールセンターやカスタマーサポート業務向けの問い合わせ管理・顧客管理(CRM)ツールです。
あらゆるチャネル(メール・電話・チャット等)でのお客様とのやりとりをすべて時系列で表示することができる「ケース管理」や、他メンバーが対応した際のナレッジを蓄積・簡単に確認することができる「ナレッジ管理」などが代表的な機能です。
また、Service Cloudには「Einstein」と呼ばれるAI機能が実装されており、これまで蓄積したお客様情報や対応者のスキルなどを基に、最適な対応者へAIが自動振り分けする仕組みが搭載されているのも大きな特徴です。
HubSpot

出所:HubSpot公式Webサイト
導入実績 | 194,000社以上 |
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料金 |
【Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Operations Hub】 ・月額費用:5,400円~ 【CMS Hub】 ・月額費用:2,700円~ ※いずれも年次購入(一括支払い)の場合 |
無料トライアル | 可能 |
アメリカのHubSpot社が提供する「HubSpot」は、マーケティング・営業・カスタマーサポートなどお客様に関わるすべての業務を1つに集約できる統合型プラットフォームです。
Hubspotは、以下の5つの主要製品で構成されています。
- Marketing Hub(マーケティングツール)
- Sales Hub(営業支援CRMツール)
- Service Hub(カスタマーサービスツール)
- CMS Hub(コンテンツ管理ツール)
- Operations Hub(オペレーション支援ツール)
それぞれ単体での利用も可能ですが、組み合わせて利用することでカスタマーサポート業務だけでなく、会社全体における業務効率化を向上させることができる点が最大の特徴です。
BlueBean

出所:BlueBean公式Webサイト
導入実績 | 300社以上 |
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料金 | ・月額費用:5,000円~(1ライセンスごと) ・初期費用:5,000円~ |
無料トライアル | 可能 |
株式会社ソフツーが提供する「BlueBean」は、テレアポ業務から受電業務まで幅広い電話対応業務を効率化できるクラウド型オールインワンコールセンターツールです。
アウトバウンド(発信)とインバウンド(受電)それぞれのCTI機能が豊富に揃っているだけでなく、独自開発の顧客情報管理(CRM)機能にも連携しているため、お客様ごとに対応履歴を記録し管理することも可能です。
回答支援(FAQ、チャットボットなど)タイプのおすすめ5選
料金 | チャットボット | 有人チャット | FAQ | AI | 分析 | 外部連携 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
PKSHA FAQ | ◎ | × | × | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
Chatplus | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Tayori | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
FastChat | 要問い合わせ | × | ◎ | × | △ | 〇 | 〇 |
Helpfeel | △ | × | × | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
PKSHA FAQ

出所:PKSHA FAQ公式Webサイト
導入実績 | 800社以上 |
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料金 |
【エントリープラン】 ・月額費用:100,000円 【スタンダードプラン】 ・月額費用:250,000円 ※いずれも別途初期費用:1,300,000円 |
無料トライアル | 可能 |
株式会社PKSHA Communicationの提供する「PKSHA FAQ」は、ホームページ運営者向けのAI塔載型チャットツールです。
自社の運用に合わせて、オンプレミス型・クラウド型のどちらかを選択できるのが特徴です。コールセンターの規模や業務内容などにあわせて柔軟にカスタマイズ開発できるだけでなく、UIや入力項目などはセルフカスタマイズすることもできます。
お客様の個人情報を取り扱うコールセンターでも、安心してテレワークを実施できるセキュリティ機能を搭載しています。
Chatplus

出所:Chatplus公式Webサイト
導入実績 | 10,000社以上 |
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料金 |
【ミニマムプラン】 ・月額費用:1,500円 【ビジネスライトプラン】 ・月額費用:9,800円 【プレミアムプラン】 ・月額費用:28,000円 【AIライトプラン】 ・月額費用:50,000円 【オートAIプラン】 ・月額費用:71,500円~ 【AIチャットボット】 ・月額費用:150,000円 ※いずれも年契約の場合 ※初期費用は0円 |
無料トライアル | 可能 |
チャットプラス株式会社の提供する「Chatplus」は、ホームページ運営者向けのAI塔載型チャットツールです。
設置したいサイト数や搭載したい機能によって、1,500円/月から170,000円/月まで、幅広い料金プランから選ぶことが可能です。
10,000社以上のチャットボットを開発してきたノウハウで、さまざまな業界の「テンプレート」を備えているため、だれでも簡単に運用開始できます。
Tayori

出所:Tayori公式Webサイト
導入実績 | 60,000アカウント以上 |
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料金 |
【スタータープラン】 ・月額費用:3,800円 【プロフェッショナルプラン】 ・月額費用:9,400円 【エンタープライズプラン】 ・月額費用:25,400円 ・初期費用:50,000円 ※エンタープライズプラン以外は初期費用無料 |
無料トライアル | 可能 |
株式会社PR TIMESが提供する「Tayori」は小規模から利用できるカスタマーサポートツールです。
フォーム作成・FAQ構築・アンケート作成・チャット窓口設置の4つのメイン機能を搭載しています。作成した問い合わせフォーム・FAQページにチャットサポートを設置することが可能です。
利用ユーザーが1人であれば、月額0円のフリープランで利用できます。(フォーム・FAQ・アンケート各1つ作成可能)カスタマーサポートを始めたばかりの会社や個人の方にもおすすめのツールです。
FastChat

出所:FastChat公式Webサイト
導入実績 | 不明 |
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料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
テクマトリックス株式会社が提供する「FastChat」は、自社HP上でWebチャットを通じて顧客対応を行えるAIチャットボットです。
人工知能(AI)システムとの連携で、24時間365日チャットボットによる自動応答を行うことができます。またオペレーターへ対応履歴を引継ぎ、有人対応へスムーズに切り替えることも可能です。
同社提供のCRMツール「FastHelp」と連携することで、Webチャットでの応対履歴をFastHelpで一元管理することもできるため、併せての利用もおすすめです。
Helpfeel

出所:Helpfeel公式Webサイト
導入実績 | 300サイト以上 |
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料金 | 要問い合わせ |
無料トライアル | 要問い合わせ |
株式会社Helpfeelが提供する「Helpfeel」は、キーワード検索ヒット率98%を誇るFAQツールです。
世界初のアルゴリズムである「意図予測検索」が搭載されており、送り仮名違いやスペルミス・抽象的な表現の質問などにも答えられるのが特徴です。
また、専任のチームによる手厚いサポートを継続的に受けられるため、FAQの質をより高めて問い合わせ件数を削減することが可能です。
自社にあったカスタマーサポートツールを選ぼう
今回は、カスタマーサポートツールの機能や選び方を合わせて、タイプ別に16社のツールをご紹介しました。
カスタマーサポートツールを導入することで、効率的に対応スピード・対応品質を高め、お客様満足度を向上させることが可能になります。
まずは、自社のカスタマーサポートの運用方法・抱えている課題などを徹底的に分析し、無料の資料請求・トライアルなどを積極的に利用し、じっくりと比較検討することがおすすめです。
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