見込み顧客からの資料請求メールは受注につながるチャンスとも言える重要な分岐点です。
そのため、資料請求メールの返信であるお礼メールは、迅速丁寧で的確な対応が必要です。
そこで今回は、資料請求へのお礼メールで受注につなげるためのポイントや、すぐに使える例文などをご紹介します。

資料請求メールは受注につながるチャンス
見込み客が資料請求メールを送るタイミングというのは、「製品に対する関心が高まっているとき」です。
検討段階はさまざまですが、数ある企業の中から選ばれ、資料請求というアクションを起こしたという時点で、製品への関心が高まっていると推測できます。資料請求を受けた後の対応次第で、受注につなげることもできるでしょう。
資料請求メールの返信する際のポイント
資料請求メールに返信する際は、次の4つのポイントを押さえることが大切です。
1.できるだけ早く対応する
資料請求した顧客は「この製品について知りたい」という気持ちを少なからずもっています。しかし返信までに時間がかかってしまうと、検討意欲が冷めてしまい、受注を逃すことになりかねません。
加えて「この企業は対応が遅い」という評価につながり、次回以降の検討の際には候補にさえ挙がらなくなってしまうこともあります。
資料請求メールを受信したらスピード感をもって対応し、顧客の「製品について知りたい」という意欲が失われないうちに資料を提供しましょう。
2.シンプルでわかりやすい本文を心がける
資料請求メールへの返信は、シンプルでわかりやすい本文を心がけましょう。
「いつ受信したどのようなメールに対する返信なのか」を明示した上で「添付する資料の内容」を正確に伝えることで、顧客は安心感をもってメールを読み進め、添付ファイルを開くことができます。
また、資料送付メールであることを一目で伝えるために「〇〇(製品名)カタログ送付の件につきまして」「〇〇(製品)の資料を送付いたします」などの件名にしましょう。
ただし、「資料を請求しているのだからアピールすれば受注できるかもしれない」と考えて、必要以上に情報を詰め込むことは望ましくありません。
資料を請求してくれたことに対するお礼を述べた上で、請求された資料を送付し、資料だけでは伝わらない魅力や特徴を簡潔に伝えましょう。
3.次回の行動を促す
資料請求メールへ返信するときは、次の行動を促すための仕掛けをすることも重要です。
例えば資料送付と合わせて、サンプル請求の案内やクーポンを送信すると良いでしょう。「とりあえずサンプルを請求してみようかな」「クーポンがあるなら試しに買ってみようかな」と考え、次の行動へと移る効果が期待できます。
求められた資料を送るだけでは、顧客が資料を読んだ後に次のアクションをとらず、最終的な「購入」という目的にたどり着かない可能性があります。
4.相手の都合に寄り添う姿勢を見せる
資料を請求する人の検討段階はさまざまで、購入意欲にはばらつきがあります。
「ちょっと製品について気になったから詳しく見てみたい」という程度の人や「具体的に購入を検討していて、他社製品と比較するために資料がほしい」という人など事情はさまざまです。顧客の都合に寄り沿う姿勢を見せることで、検討段階に沿ったアプローチにつながります。
例えば、製品について少し興味がある程度の顧客にはサンプルの取り寄せをすすめ、具体的に比較・検討しているのであれば本格的なデモ環境の提供や商談のアポを取り付けるなどの対応が考えられます。
【例文】資料請求メールへの返信
ここでは、資料請求メールに返信するときの例文を4つご紹介します。
自社の状況に合わせてカスタマイズしながら、顧客の要望に寄り添った資料請求メールの返信方法を検討しましょう。
本文で製品の概要・特徴を簡潔にまとめる
資料の補足として、メールの本文内で製品の概要や特徴、セールスポイントなどを簡潔にまとめましょう。複数記載する場合は箇条書きにするなど、読みやすさに注意することが重要です。
〇〇(製品名)の資料送付につきまして【株式会社〇〇 〇〇】
【本文】
株式会社○○
○○様
お世話になります。
○○株式会社の○○と申します。
この度は、弊社製品○○の資料請求をいただき、誠にありがとうございます。
ご要望の資料を添付させていただきました。
こちらの製品の特徴は、○○でございます。
詳細はこちらのURLからご確認いただけますので、お手すきの際にご一読ください。
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http://********************
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内容についてご不明な点などございましたら、私○○(xxx@xxxxx.com)までお気軽にお問い合わせください。
お電話の場合は000-000-0000までお願いいたします。
キャンペーンで次回の行動を促す
資料請求のあった製品に関連するキャンペーンを案内しましょう。メールの本文中にキャンペーン期間を記載し、期限を明示すると良いでしょう。
○○の資料をご請求いただきありがとうございました【株式会社〇〇 ○○】
【本文】
株式会社○○
○○様
この度は弊社○○の資料をご請求いただき、誠にありがとうございます。
ご要望いただいておりました資料を、△月□日に郵送いたしました。
お手元に届きましたら、内容をご確認の上、ご検討いただけますと幸いです。
資料についてご不明な点やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
また現在、下記のキャンペーンを実施しております。
期間限定のお得な特典をご用意しておりますので、ぜひご一読くださいませ。
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キャンペーン内容
※キャンペーン期間:○○年○月○日~○○年○月○日
http://********************
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それでは今後とも何卒よろしくお願いいたします。
内容についてご不明な点などございましたら、
私○○(xxx@xxxxx.com)までお気軽にお問い合わせください。
お電話の場合は000-000-0000までお願いいたします。
自動返信で一次対応をする
資料請求の件数が多く、迅速な対応ができない場合は、自動返信機能を使った一次対応もおすすめです。早朝深夜などの営業時間外や長期休み中でも、顧客を待たせることなく即時に資料を送付することができます。
サービス資料を請求いただきありがとうございます。【株式会社〇〇 ○○】
【本文】
株式会社○○
○○様
この度は、○○の資料をご請求いただき、誠にありがとうございます。
「○○(サービス資料のタイトル)」は、以下のURLよりダウンロードいただけます。
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http://********************
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実際の画面を体感できるデモ環境や、トライアル期間も無料でご用意しておりますので、
少しでも興味を持っていただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
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・デモ環境のご希望はこちら
http://********************
・トライアルのお申込みはこちら
http://********************
・製品に関するお問い合わせはこちら
http://********************
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それでは今後とも何卒よろしくお願いいたします。
内容についてご不明な点などございましたら、
弊社担当○○(xxx@xxxxx.com)までお気軽にお問い合わせください。
お電話の場合は000-000-0000までお願いいたします。
※このメールアドレスは送信専用です。返信はできませんのでご了承ください。
資料請求窓口の管理ならメールディーラー
ビジネス利用で人気のあるGmailやOutlookなどは、個人対個人のやりとりを想定したメールシステムです。そのため、資料請求窓口のように不特定多数顧客から届くメールを複数人で分担して対応する場合、管理機能の不足により、返信漏れや遅れを招くことがあります。
株式会社ラクスの提供する「メールディーラー」は、チームで分担してメール対応を行うために開発されており、情報共有や対応品質均一化のための機能が搭載されています。また、メールの対応進捗状況をリアルタイムでチームに情報共有できるため、返信漏れや遅れを防止に役立ちます。
複数の窓口を一元管理
「メールディーラー」は、資料請求などの顧客対応が発生する窓口を集約し、一元管理することができます。
- 用途によって使い分けている企業の代表アドレス(info@…、contact@…等)
- 公式サイトの問い合わせフォーム
- 電話(顧客情報に紐づけて応対内容を入力できます)
- 公式SNS
- 大手ECモールのメッセージ機能(楽天RMS、Yahoo!ショッピングなど)など
複数の管理画面を行き来する必要がなく、「メールディーラー」だけで顧客対応業務が完結することができます。

対応進捗状況を可視化
「メールディーラー」では、顧客対応の進捗状況を自動で管理できます。
受信トレイ上で、各メールの「新着」「返信処理中」「対応完了」といった対応状況が表示されるので、一目でどのメールがどの状態にあるのか把握できます。
また、対応状況ごとに分けて表示することができるため、「新着」タブを開けば、まだ誰も返信をしていないメールが表示され、対応漏れ・遅れを防止することができます。

担当者を割り振って対応漏れ防止
クラウドメールである「メールディーラー」は、クラウド上に置かれた共有用メールフォルダにメールが集約され、各自のパソコンからアクセスしてメール対応業務を行います。そのため、メールに対応担当者を設定し、業務分担を可視化することができます。
他の担当者が過去に対応した送信メールも共有されるため、属人化防止にも貢献します。
まとめ
資料請求メールは受注につながるチャンスであり、迅速かつ丁寧な返信が受注の可能性を大きく左右します。できるだけ早い返信を心がけるとともに、シンプルかつわかりやすい内容のメールで好印象を与えましょう。
単に資料を送付するだけでは次の行動につながらない場合も多いため、クーポン配布など顧客が次のアクションをとりやすくなる工夫を凝らすのも効果的です。自社の製品と絡めて、効果的なアイデアを考えてみましょう。
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